絡み合う肌に、乱れる吐息は激しくて、切ない位狂おしい。
混ざり合う感覚に、上り詰める刺激が、幾度となく包んで、壊れてしまう、そう思う位淫らに。
息遣いだけが艶めかしくて、このシュチュエーションがそうさせるのか、今まで感じた事がない程、熱い体にどうにかなってしまいそうで、
「…声、出せ」
「やっ…、」
「…我慢するな。こっちが持たない」
切ない瞳と、小さな泣きボクロ。
「もぅっ…駄目っ、んっ…」
「…僚」
「ひあっ…、…えっ」
「僚だ。…呼べ」
それが彼の名だと気付いて、あたしは間違いなく引き返せなくなると確信した。
名前なんて、知りたくなかった。
忘れられなく、なる。
上りつめた感覚に、あたしは彼の名を呼んで、狂いそうな位甘くて優しいキスに、意識を飛ばした。

