「一人、です」



おずおずと答える。なんだ、この人、この妙な迫力は。


「そうか。夜道は危ない。誰か保護者を呼びなさい」



え?



「…聞いているのか?」


いや、ちょっと、待って、



「休日だからと言って浮かれるな」



なんな、の、



「あ…の」


あたしはやっとの事で声を上げる。もしかして、学生と勘違いされてる?そんなにガキっぽいかな?いや、それちょっとへこみます。というか、



「あなた教師?」



「…違う」



なんだそれ!!