結局―――― 一穂からお昼に、今日はやっぱり無理みたいだと酷く申し訳なさそうに連絡が入った。 別に構わないのに、なんて言ったら一穂が拗ねるから、『次は絶対ね』なんて可愛いらしく言ってみて。 ぽっかり空いた休日の時間。 一応、化粧もしてトップで揺れるように髪もセットしたし、この間買ったばかりのブーツを履いて街へ出る事にした。