これが恋愛なんかじゃないとはっきり言えるわけじゃないけど、だけどやっぱり違うんだと思う。 あたしは雲がゆっくり流れる空を見上げて深く息を吸う。 黒か白かじゃない、ゼロでも百でもない。曖昧なままで。 京ちゃんだって気付いてる筈だ。だけど、あの時のあの表情は、それでも良いからと言ってるようで、見えない京ちゃんの何かが揺らいであたしはそれを見ないふりは出来なかった。