だけど、本当僚ってば規格外。あのクリニックだって大きくはないけど患者さんも多かったし、何よりあの“素敵”という言葉を当たり前に背負う医院長さんは人気がありそう。 毎日忙しいだろうな、と簡単に予測できる人をたかがあたしが気を失った位で呼び出すなんて。 本当、もう、 ほら、 思い出しただけで顔が熱い。 胸の動悸が煩くて、闇で見たあの綺麗な瞳が浮かぶ。 僚と過ごした二度めの夜。 やっぱりあの人は、簡単にあたしの感情を奪ってしまう。 例えそれが、目を逸らし続けた部分だったとしても。