目の前がクラクラする。頭が変だ。あ、なんかやばいかも、 「聖っ!?」 最後に聞こえたのは、僚の焦った声で、その声も良い声過ぎるなんて悠長に考えたあたしは、まだ状況を理解出来てなかったのかもしれない。 それ位、劇的、だった。 あたしの平凡な人生で、『僚』という存在は、なんて強烈で非凡なんだろうと、遠のく意識の中でそれだけは思った気がする。