「あたしには多分ずっと、依存している人がいるんだ」
真っ直ぐ見つめる瞳にあたしは逸らせなくて、依存、なんて何て洒落た言葉なんだろうとか悠長に考えたのはまた現実逃避なのか。
「彼氏が出来ても、結婚しても、やっぱり気になって。その人とのもしかしたらあったかもしれない別の未来を考えてしまう。絶対無いとは言い切れないでしょ。“もし”ってそういう意味」
眉を寄せて、苦笑したその表情は見た事ない位、【女】だと思う。
「そんな事、思ってたんだもん。こうなって当然なんだよ。」
仕方ないよね、とひとつ息を吐いて吸う。

