「ビール飲む?」 カウンターキッチンの向こうから冷蔵庫を開けた麻由が振り返る。 「ううん、お構いなく」 首を振ったあたしに麻由は残念そうに膨れてから、カチャカチャとグラスを取り出した。 「じゃあ、気分だけ!ノンアルコールでも女同士の話は尽きないしね」 ドンと豪快にテーブルの上にボトルのジュースを置いて、お疲れ、と並々とグラスに注いでくれた。