「聖、」
麻由が何か口を開くより先に、
「遅くなりましたー!!」
一瞬の間に、襖が開いて、渦巻く重い空気を割くように赤い顔をしたツトムが声を上げる。
何となく、助かったのか。ツトム、この状況でなんでツトム?って思ったけど、いてくれて良かった。いや、そもそもツトムがいなかったら麻由ともこんな風に飲んでないんでないか?んぅ。
「おっ、麻由さん飲みっぷりいいですねー!!ジャンジャン行きまっしょい」
何、その妙なテンション。
てゆうか、
「麻由!」
「キャハハハハー!ツトム君その顔うーけーるー」
ダメだ、これ。

