「…確信あるの?」
「うん、」
「携帯見たとか?」
「うん」
「バカ」
「うん」
麻由の大きな瞳から涙が溢れ出す。
「本当、聖って京みたいだね」
同じ事、言われたよ。と麻由が鼻をズッとすすりながら言う。
ああ、なんだ、そっか。
だから、あの日京ちゃんの様子がおかしかったんだ。
苛立ったような、誤魔化すような、
だけど、感情を見せるような。
あたしは頷いて、麻由を見つめる。
麻由の長い髪は、京ちゃんが好きそうで、実際あたしがまだ髪が長かった時、よく京ちゃんはあたしの髪を指で解いた。
こうして肩を震わす華奢な体も、抱き締めたい、と思ったのかな。

