「好き、だよ」




どうとも取れない言葉をどうとも言えない言葉で返す。





「で、久瀬さんも好きなんだよね?」

京ちゃんは会話を止めない。


「ずるいでしょ?違う?久瀬さんも欲しいけど、俺も傍にいて欲しいんだよね?だから、『寝ない』んだ。感情を正当化する言葉なんてないよ。聖はワ・ガ・マ・マ」


指先であたしの鼻をチョンとつく京ちゃん。冷たい目、ふざけた様な口調。


「だけど、俺もひじりのそんな所が気に入ってるし」


タバコの煙がスゥと闇に溶けて、微かに香る京ちゃんのトワレ。



「嘘モノの関係、楽なのは聖だけじゃないし?」

その言葉の真意は、