もう、そろそろ切り上げたい。そう願うあたしをよそに


「所で、あちらは彼氏さんですか?」

ツトムは京ちゃんの方にチラッと視線を移した。

「あ、京?違うよー、京は幼なじみみたいなもの」


麻由は明るく否定してから、



「それに、あたし結婚してるし」



左手のリングを見せて柔らかく笑う。



あー、もう。今、京ちゃんがこの場所にいなくて良かった。



こんな笑顔、見せられたらきっとたまんない。