「…――っ」 目が覚めた。 これはただの夢? なんだか、ただの夢には思えないの…。 どうしてだろう。 陽向………。 陽向、ひなた、ヒナタ、 「ひ…な…」 好き。 好き。 本当に離れ離れになってから気づくなんて。 そばにいて、体温感じて、 おじいちゃんおばあちゃんになるまでずっと一緒にいたかった。 今なら確実にそう思えるよ。