花屋のおじさん『お〜これかぁこの花は“オキシペタラム”別名“ブルースター”とも呼ばれてる花だよ確か花言葉は…』


リン『信じ合う心…』


おじさん『お〜リンちゃん良く知ってるねぇ』


リン『昔、おじさんがくれた、植物図鑑に載ってたんですよ』


リン『今でもたまに読むんですよあの図鑑』


おじさん『それは嬉しいね “信じ合う心”かぁリンちゃんは今、誰かの事を信じたいのかな?』

リン『………うん…』


おじさん『だったら、リンちゃんは自信を持ってその人の事を信じて上げなきゃね』


リン『え?』


おじさん『理由は知らないけど、きっとその人も、リンちゃんが“信じてくれる事”を“信じてる”と思うから だってこの花の花言葉は、”信じ合う心”だからねもし、リンちゃんが“その人の為に”何かをしてあげたいって思うなら、リンちゃんに出来るのは…まず、その人の気持ちに“応える事”だと思うな…』


リン『はい…頑張ります何かおじさんと話してたら、心の中のモヤモヤがスッキリした気がしますありがとうございました』


花屋のおじさん『おじさんもリンちゃんの役に立てて嬉しいよリンちゃんはやっぱり笑顔が一番なんだから』


リン『はい』


花屋のおじさん『また顔見せにおいでよ』


リン『は〜い』


リンが花屋から出て、雪華の元へ向かう。



雪華『うわぁ〜綺麗な花じゃない何て言うの?この花。』


リン『“オキシペタラム”って言うんだって 』


雪華『“オキシペタラム”?聞いた事無いわね』


リン『別名“ブルースター”とも言うらしいよ』


雪華『へぇ〜相変わらず、リンは花が好きね』


リン『なんか“花”って見てるだけで人の心を癒してくれる様な、不思議な力が有る気がするの』


雪華『流石、心理カウンセラーって感じの意見ね』

リン『まぁ心理カウンセラーとは、また違うけどね(笑)』


そんな話をしながらリンと雪華は病院に向かう。