滝沢『………』(どうなってるんだ?俺の存在の記憶どころか“あの事件”の記憶すら消されてる様な…いや、消されてるどころかまるで記憶を誰かが書き換えてる見たいだ……だとしたら一体誰に?やっぱり“Memory社”が原因か?仮にそうだとして、でも何故俺だけ皆との記憶が違うんだ?それに、いくらMemory社がやったとしても、“世界中”って?…これ程の規模の記憶をそう簡単に書き換えられる物なのか?…まぁMemory社には一度行ってみる価値は有りそうだけど)


蘭『滝沢君?…』


滝沢『お〜ゴメン、ゴメンリンの居場所なら大体見当付くから行って見ようよ』

滝沢『運転手さんそこの信号を左に曲がってすぐのビアガーデンに行ってもらえます?』


運転手『はい…』






その頃…違う場所では…

暗くて、広い空間に、巨大なコンピューターを操作する男…

謎の男(コンピューターの操作音)『カチカチカチカチ』(…遂に来た……再びこの世界に救世主が……あとは救世主の覚醒を待つだけだ……救世主の覚醒まで…あと少し……)