「えっ!?」





突如頭の中に響き渡る声。







―生きたいですか?死にたいですか?―






えっ!?



何!?





…もしかして、この石が私に話しかけてるの…!?








―あなたは生きたいですか?死にたいですか?―







い、生きたいか、死にたいかって……そんなの…決まってるっ!!








「い…生きたいですっ!!」



―ならば、名を名乗りなさい―



「な、名前…!?」



―あなたの名前を名乗りなさい―



「名前…。わ、私の名前は綾小路 小梅(アヤノコウジ コウメ)です!!」