小梅ママの許可を得て、冷蔵庫にあった残り物でさっとご飯を作る。
まぁ、小梅ん家の冷蔵庫って一通り何でも揃ってんだけどね。
「ソラできたよー。テーブルに運んでー」
「おう」
ご飯にお味噌汁、ほうれん草のゴマの和え物にカレイの煮付け。
無難だけど…まぁいっか。
「うん!うまそうだな!いただきます!」
バクバクとご飯をたいらげてくソラ。
そんなにお腹減ってたんだ…。
「リナ、おかわり!」
「ハイハイ」
ご飯、余分に炊いといてよかった。
いつもより倍のスピードで余ってたご飯も全部ソラはたいらげてしまった。
「ふぅ~。食った食ったーっ」
…何か不思議な感じ。
こうして普通にご飯作って食べて…全然今までと何も変わらないのに…。
あたしたち、戦いの渦中にいるんだよね…。
「…あ、そうだ。なぁ、リナ」
「ん?何?」
「リナ、歴史館でさ言ってたよな。後で話があるって」
そうだあたし…。
ソラに話さなくちゃ。
「うん。あのさ、ソラはさ…あの歴史館で…。
·········
何か思い出したよね?」
「リナ…それって…!?」
「あたしね、あの中で…。
·········
何かを思い出しかけたの。でも何を思い出そうとしたのか、あたし自分でもよくわからなくて…」
「俺も…!何かを思い出しかけた。でも…頭が痛くなるだけで、結局俺は、桜月 苺や館長、そしてあのキリトを知ってるってことぐらいしかわからなかったけど…」

