ケンカを繰り広げてる柳人たちを部屋に置いてあたしと小梅ママはキッチンで夕飯の準備に取りかかった。
とは言っても…どうやって聞き出そうかな?
いきなり魔法の杖の使い方教えて下さいっ…てのありかな?
けど…あたしは成り行きで知っちゃったけど、小梅ママが魔女だってこと、小梅は絶対知らないよね。
小梅パパはどうなんだろ…?
でも、多分隠してたってたっぽいよね、小梅ママは。
自分の正体が〝大魔女〟だってこと。
うーん、そう考えると単刀直入に聞くのはまずい…よね?
「そういえば、リナちゃん、私に聞きたいことがあるって言ってたわよね?」
「え!?」
小梅ママの方から切り出してくれるなんて。
もうこうなったら…当たって砕けろだ!
「小梅ママは…〝大魔女〟…なんですよね?」
「えぇ。そうよ」
ええ?
こんなあっさり認めちゃったよっ。
もしかして、別に正体隠してないのかな?
「じゃあ、魔法の杖も使えるんですよね?」
「えぇ。扱えるわね」
「あ、あたしも、魔法の杖を使えるようになりたいんです!!」
「リナちゃんが…杖を?」
「はい!!」
はっ!!
ちょっと待って…!
冷静に考えて、小梅ママは、イーヴルとか〝Hope Lights〟のこととか、知ってんのかな!?
月島先生と同じヴァイズの国にいたんだし、知ってるよね…?
いや、でも小梅ママはずっとヴァイズに帰ってないって先生言ってたっけ?
イーヴルとの戦いが何年続いてるのかわかんないけど、もしかしたら知らないんじゃ…!!
てゆーか、小梅やあたしが〝Hope Lights〟に選ばれたってことすら知ってるかどうかわかんないわけだよね?
やっぱり単刀直入に聞くのは超マズかったかも…っ!!

