「あの怪物は一体何なのですか?何で急にこの街に現れたんですか?」
「ふぉれはだふぇ…」
「…ちょっとパフェから離れて私の質問に集中してくれませんか?」
いい加減怒りますよ、私。
渋々、パフェを突っついていた月島さんの手が止まる。
「…奴らが現れたということは、今年はこの街が選ばれたってことだよ。この苺市がね」
選ばれた…?!
さっきも同じセリフ聞いたんですけど。
「どういうことですか?」
「あの怪物は〝EivL〟(イーヴル)。俺たちはそう呼んでる。
奴らが一体何者で何なのかは俺らにも分からない。
ただ唯一分かっているのは、奴らは人を襲う。そして一年置きに出現地域を変えるということだ。
1ヶ月くらい前はヨーロッパのある地域で出現してたんだが、突然現れなくなってね。そんで今日、この苺市に現れた」
「…では…今日から一年くらいはこの街にあの怪物が現れるってこと……!?」
「そうなる」
そうなるって…!
そんな軽く答えないでくださいよ…!

