愛弟子の後ろ姿を見ながら何度思ったことか。
この時が来なければいいと。
だが、時は無情にも過ぎていく。
ついにこの地で、全ての始まりの地で、最期の戦いが始まった。
もうわしらに出来ることは何もない。
彼らの選択を見守ることしか…。
「じゃがな、願うことはみな同じだろう…?
〝大魔女〟(マザーウィッチ)、一(ハジメ)よ。
叶わぬとて願わずにはいられんじゃろう。
あの子らの幸せを」
せめて、あと少しだけ。
この何気ない日常が続くように――。
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