数日後、俺は麻里の家の跡宅に立っている。 あの日、男は母親を抱き抱え俺に出ていくように言い俺はその場を去った。 そしてその日の夜、麻里宅は火事になり全焼した。 ただ不可解なことに焼け跡から麻里の死体がなければ母親の姿もなく男の姿もなかった。