俺は1週間張り込みをした。 すると正午になると帰りはまちまちだか父母揃って日が暮れるまで出かけるのがわかった。 この数時間に侵入しデータを盗まなければいけない。 翌日、俺はノートパソコンをリュックに入れ麻里の家の鍵がかけられていない裏口から忍び込む。 すぐさま2階の奥の部屋へ。 ふぅ〜。 俺は入る前に大きく息を吐いた。 あの独特の匂いと麻里の死体が脳裏から離れない。 覚悟を決めてドアノブに手をかけた。 ガチャッ…ガチャガチャ 鍵のついた部屋というのを忘れていた。