『早苗ちゃん、なんかいいことあった?』 『別に。』 そういう早苗ちゃんの顔は笑みを浮かべ顔が弛んでいる。 もしかして羅希が死んだこと知ってるからか。 俺は恐る恐る聞いてみた。 『早苗ちゃん、この前遊園地で会った男亡くなって知ってる?』 『えっそうなの?知らない。』 早苗ちゃんは表情ひとつ変えず応えた。