『それと…』 浩太は深刻な趣で話を続けた。 『羅希様が前にその女と一緒の鏡を持っていたんだ。』 鏡とは彼女が愛用していてその鏡は聡の燃えた家の前に落ちていたというもの。 鏡ならありふれているが彼女の鏡は自分でデコレーションした物だった。