『羅奇様おはようございます。』 目の前に現れたのは早苗ちゃんを騙した奴だった。 彼は俺の隣を通り過ぎたが俺のことは気付いていない。 これは絶好のチャンス どうやってこの男を騙そうか? 『おはようございます。今日から新しく入った剣と申します。よろしくお願いします。』 俺はとりあえず下げたくない頭を下げ彼に近寄った。 彼は、ソファーに座りながら携帯をいじっていて俺のほうを見抜きもしなかった。 …ムカつく奴だ。 でもまぁいつか俺が仕返ししてやるから。