「っていうか…あんたって言うのやめねぇ?」






あたしは俯いていた顔をパッと上げた。





「俺のことは陽でいいよ。」




え?





「ほらっ…呼んでみ?
 ”ひーなーたー”ってっ♪」






「………陽。」





あたしはボソッと呟くように言った。