あたしはいつもの階段に腰をかける。 「おっ。練習してる。」 あたしの視線の先には、ユニホーム姿の男達。 そんな男達をお兄ちゃんと重ねる。 「………会いたいなぁ…お兄ちゃん。」 あたしは一人ポツンと呟いた。 その時、あたしの目に一人の男が飛びこむ。 「…あ。」