するとどこからか、キャーっ!っていう声がおこる。 グランプリに選ばれたひとだろう。 「…………。」 選ばれなかった…。 あたしはそっと転校生を見る。 でも、なぜかそこには笑顔があって。 「な、何笑ってんの…。」 あたしは不機嫌そうに言う。