転校生はあたしの存在に気づく。 「…小坂…?…あれ…俺…?」 「…何寝てんの。」 転校生はしばらくボーっとして、思い出したかのように立ち上がった。 「あぁっ!ダンス!」 …気づくの遅いって。 転校生は、あたしに近づきこう言った。 「お前…来てくれたんだな。」 満面の笑みで。