転校生はそう言って雨の中へと消えていった。






「…変な男。」




…ってゆーか何あたしは男と対等に会話してんの!?



おまけに傘まで借りて…!!



あぁー…。



もうなんたる失態っ…。




…つか…男と話すのって…中学以来だ…。




「あたしとしたことが…。」



あぁ~もう…。




なんかあいつ…調子狂う…。




こうしてあたしの騒々しい日々が幕を開けたのだった。