楓の優しさが胸にしみる。 昨日の話題に触れてこないの、気を使ってくれてるんだよね。 「…小坂、天園ー。おはよっ。」 ドクン 聞きなれた声に胸がはずむ。 「…陽、おはようっ…。」 恋って不思議。 ただ挨拶するだけなのに、何でこんなにドキドキするんだろう。