「林陽(はやしひなた)です。
 よろしくお願いします。」







ま、あたしには関係ない。




今まで通り、男子とは関わらず、友達と過ごしてけばいいんだから。





「ねぇっ!林くんはどんな子が好みなのっ!?」
「私とかどう?」
「えっ、やだずるい!あたしと…。」




はぁ…。




休み時間。




なんだこれは。




いつもあたしと喋ってる人達はあの通り林とかいう転校生に持ってかれまして。










…つか、待て。おい楓。お前彼氏いんじゃん?