ほんの些細な、闇風の限界。
何も出来ない訳ではないが、全てが出来る訳でもない。
下らない、我が渇望…
PCの、電子音。
「…また、LOSTね」
キーボードを消し、PCに全てを任せた。
闇風が作成したPCだ。ちょっとやそっとでやられる心配は無い。
宙に漂いながら、闇風はため息をつく。
世界は暗い。昼間なので、遮光しなければ目にダメージを受ける。今見えているのは、辺り一面を黒に覆われ、唯一不気味な橙色の太陽が揺らぐ、見ることを「許された」世界だ。
喜ぶべき事なのだろう。
全盲であり、本来なら一筋の光さえ通さない闇風の目が、見えているのだから。
薄暗い世界だ。自分の手すら見えない危ういものだが。確実な世界だ。幸福が与えてくれた。光を。
しかし。なんとも虚しい。
何も出来ない訳ではないが、全てが出来る訳でもない。
下らない、我が渇望…
PCの、電子音。
「…また、LOSTね」
キーボードを消し、PCに全てを任せた。
闇風が作成したPCだ。ちょっとやそっとでやられる心配は無い。
宙に漂いながら、闇風はため息をつく。
世界は暗い。昼間なので、遮光しなければ目にダメージを受ける。今見えているのは、辺り一面を黒に覆われ、唯一不気味な橙色の太陽が揺らぐ、見ることを「許された」世界だ。
喜ぶべき事なのだろう。
全盲であり、本来なら一筋の光さえ通さない闇風の目が、見えているのだから。
薄暗い世界だ。自分の手すら見えない危ういものだが。確実な世界だ。幸福が与えてくれた。光を。
しかし。なんとも虚しい。



