Love story's

「嵐が頑張ってくれないと、あたしが困るんだよ?」


「どうして?」


俺が首を傾げると、樹里は意味深な笑みを見せた。


「将来は一戸建てに住んで、犬飼いたいんだもん♪」


「はっ!?」


「だから頑張ってね♪」


そう言って悪戯に笑った樹里は、すごく可愛くて…


俺の心を、一瞬で鷲掴みにした。


「樹里……」


「ん?」


「好きだよ」


俺は樹里の体を引き寄せて、彼女の唇を優しく塞いだ。