Love story's

そんな事を考えていると、樹里が戻って来た。


「はい、コーヒー♪」


「サンキュ♪」


カップを口に運び、コーヒーをゆっくりと飲んだ。


「ん♪美味い!」


俺が笑顔を向けると、樹里は嬉しそうに微笑んだ。


「ねぇ、嵐……」


「ん?」


カップをサイドテーブルに置いて樹里に見ると、彼女は怖ず怖ずと箱を差し出した。


「え……?これ……」


驚いていると、樹里がニッコリと笑って口を開いた。