Love story's

俺達は近くのファーストフード店に入って、昼食を済ませた。


「嵐……」


「ん?」


「何か怒ってる?」


「怒ってねぇよ」


樹里に笑顔を向け、彼女の頭をポンポンと叩いた。


「そっか♪」


樹里は安堵の笑みを見せ、俺の腕に自分の腕を絡めた。


「ねぇ、家(ウチ)来る?」


「ん〜……」


悩んでいると、樹里がはにかみながら俺に耳打ちをした。


「今日、誰もいないの……」