Love story's

「プレゼントなんで、ラッピングして下さい」


「少々お待ち下さい」


樹里が言うと、店員はニッコリと笑って頷いた。


「リボンは三色ございますが、何色になさいますか?」


店員は、カウンターにある見本のリボンを指差した。


リボンは、赤、青、白の三色。


おじさんになら白か……


「赤でっ♪」


だけど、樹里は迷う事無く赤を選んだ。


「おじさんにあげるのに、派手じゃね?」


「大丈夫だよ♪」