真っ赤になったまま狼狽えるあたしとは違って、羅々はあくまで自分のペースを崩さない。
「彼氏が出来たのって、クリスマスの頃ちゃう?クラスでクリパして帰って来た時から、何かお姉ちゃんの様子がおかしかった気がするし」
香坂君との事は、まだ家族に言っていなかったのに…
全てお見通しの羅々に、恥ずかしさを通り越して唖然としてしまう。
二つも年下の妹の方が、ずっと上手(ウワテ)だって思った。
そんなあたしを余所に、羅々はいつの間にかメイクを終えていた。
「彼氏が出来たのって、クリスマスの頃ちゃう?クラスでクリパして帰って来た時から、何かお姉ちゃんの様子がおかしかった気がするし」
香坂君との事は、まだ家族に言っていなかったのに…
全てお見通しの羅々に、恥ずかしさを通り越して唖然としてしまう。
二つも年下の妹の方が、ずっと上手(ウワテ)だって思った。
そんなあたしを余所に、羅々はいつの間にかメイクを終えていた。



