Love story's

「盗み聞きしてたんっ!?」


「『聞こえて来る』って言ったやん。まぁ気になったから、意識して聞いてた時もあったけど」


「ひっ、酷い!」


「何で?てか、やっぱり電話の相手は彼氏やったんや」


羅々は、反論したあたしにキョトンとした表情を向けた後、ニッコリと笑った。


しまった……


自ら墓穴を掘った事に気付いた時には、もう既に遅くて…


羅々がニヤニヤと笑いながら、あたしを見ている。


「良かったやん、初カレが出来て!」