Love story's

「お姉ちゃん、何時に起きたん?」


あたしをまじまじと見ながら、羅々は歯磨きを始めた。


「ろ、6時くらい……」


「早っ!じゃあ、1時間もここにおったんや……。お姉ちゃんがそんなに支度に時間掛けるなんて、普通にありえへんねんけど」


途中でモゴモゴと言いながらも一気に話した羅々が、しつこく目を細めてあたしをじーっと見つめている。


それから程なくして、羅々がニヤリと笑った。


「お姉ちゃん、彼氏出来たやろ?」


「なっ、なっ……!?」