Love story's

「はい」


庭を見つめたままの希咲に、マグカップに注いだカラメルミルクを差し出す。


その時に希咲が見せた嬉しそうな顔に目を細めると、彼女は慌てて平静を装った。


素直に喜んでくれていたらいいのに、照れ臭いんだろう。


それなのに…


「美味しい」


カラメルミルクを一口飲んだ希咲が口にしたのは、俺を笑顔にしてくれる言葉。


素直なのか素直じゃないか、よくわからないけど…


幸せそうにしている希咲を見ていると、自然と柔らかい笑みが零れていた。