Love story's

翌朝、千鶴に髪を巻いて貰い、買ったばかりのマキシ丈のワンピースを着た。


マキシ丈のワンピースなんて、あたしには似合わないと思っていたけど…


この間買い物に行った時、千鶴があたしに似合う物を見立ててくれた。


「そのワンピなら、やっぱり髪上げた方がイイよ」


「えっ?」


戸惑うあたしを余所に、千鶴は手早く纏めた髪を右側に上げて、いくつかのヘアピンで固定した。


「へっ、変じゃない……?」


「全然!あたしの腕を信じなさい!」