Love story's

『いい加減にしろ』と叫びたくなる中、ようやく着いた居酒屋。


長谷川に纏わり付く沙耶を前に苛立ちを隠し続ける事が出来た自分を、心の底から褒めてあげたくなった。


店内は出来上がっている人達ばかりで、鬱陶しいくらい賑やかだった。


俺や他のメンバーに続いて入って来た、沙耶と長谷川。


その直後、グラスが割れる音が響いた。


その音に反応して視線を遣ったのは、たぶん当然の事だと思う。


俺の視線の先には、今にも泣き出してしまいそうな顔をした女の子がいた。