今日もあの琴のある部屋に来ている。

この前ここに現れた銀髪の人がどうも気になる……。
なんであんなとこで消えたんだろう……?

「……」

今かぐやは縁側でぼんやりしている。
こんなかぐやを今帝が見つければ襲わずにはいられないだろうか……?

……まぁそれはできないのだが。

約束だから。
帝は意外と約束を守るようだ。

「うーん……」

まだ考えてるよ。

「ま、いっかぁー」

かぐやの性格はこんなもんだ。

かぐやは縁側にごろーんってねっころがった。

「良い天気だなぁー」

「かぐや何やってんの?」

「うわっ?!」

帝だ……?!

「何その反応」

「なんでもないし……」

本当はビビった。