「……。」 「……。」 私達はただ何も言わず歩いていた。 だけど、なんだかこの沈黙は決して嫌な感じがしなくて。 なんというか、自然な感じがした。 隣を歩く橘くんを見てみる。 橘くんも別に嫌な感じではないらしく、リラックスしてる感じだった。 だけど、私はそんな橘くんを見てふと疑問がうかんだ。 どうして、キミはいつも私の横にいてくれてるの? 私はいつもキミの前では泣いているのに、イヤじゃないの? うんざりしないの? どうして?