「じゃあ、私帰ります。」

「おぉ。気を付けて帰れよ。」


そう言って、先生は私の頭を優しく撫でた。



先生。

その顔とその仕草。

もし、私が先生の事好きになったらどうするんですか?



私はさっきまですごく泣いていたのに、ふとそんな事を思ってしまった。



そういえば、先生が来てから私泣いてない。




何でだろ…?




まぁ、きっと泣いた顔を見て欲しくないからかな…?