「お仕置き」


「えっ!?ちょっ……!」


廉は、強引にあたしの唇を塞いだ。


「んっ……ぅん……っ!」


彼の舌が、あたしの口腔を探るように動く。


「……廉!」


瞳に涙を浮かべながら廉を見つめると、彼は真剣な眼差しであたしを見つめ返した。


「俺を疑ってたんだろ?」


「違っ……!ん……っ……」


話をしようと思ったけど、廉はあたしの言葉には全く耳を貸さない。


頭の中が、少しずつボーッとしていく。


あたしは廉にしがみつきながら、彼の甘い愛を感じていた。


「俺が愛してるのは澪だけだって事、ちゃんと覚えてろ……」


全身で廉を感じていたあたしの瞳から、涙が零れ落ちた。