俺はどうしたいんだろう。 一体、自分は…どうして悩んだり、辛いと感じたり…こんな状態になっているんだろう。 そう問い掛けるそばから、答えが転がり落ちる。 好きだからかも知れないな…、そう認めざるを得なかった。 家の門に、重い手をかけた時だった。 「佐野くん!!!」