リィー・・・ン 「ホゥラ、きたわよ」 扉の所には人影が一つ。 ――――――― ――――― ――――――――― 「契約成立ね」 アリスがそういうと依頼者は頭を軽く下げ目に涙を溜めてさっていった。 「・・・成る程、そういう関係だったのか」 イオンは面白いといった顔をして言った。 「ふふ、どんな顔をするかしら」 怪しげな笑みをしてアリスは食堂に行った。 「そういえば、アリスはプレゼント準備した?」 「・・・」 無視したまま先を歩くアリスの背後でクスッとイオンが笑った。