「貴方の家にいる彼女・・・名前は葛西美里だったかしら」
「!なんでお前が美里を」
睨みつければアリスはクスクスと笑うだけ。
「ストーカーに悩まされているようだったわね。その犯人は誰か、知りたくない?」
「・・・知っているのか?」
食いついてきた七瀬に、アリスは分からないように小さく笑った。
「ええ勿論。ただし、ただではお教えできないわ」
――――パチン
「なっ」
アリスが指を鳴らした途端、そこは警察署内ではなく以前来た図書館だった。
「立ち話も失礼ね。案内するわ」
いつもの服装に戻ったアリスはさっさと歩きだす。
数秒考えた後、七瀬はそのあとに続いて歩きだした。
「おや、連れて来られたのですね」
廊下を歩いていると、お茶ののったワゴンをおしながらイオンが現れた。
「お茶を準備していましたのでちょうどよかったですね」
「イオン、お茶を用意したら、聖夜を呼んできて」
「かしこまりました」
聖夜?と七瀬は出てきた名前に引っ掛かりを覚えた。
まさか・・・。



